ステイシスさん>こんばんは! 「水色の庭園」完結しましたね!
いやー、大作になりましたね。
お疲れ様でした。カンパーイ!(^▽^)/□☆
なかなか追い付きませんが、今回は30話〜35話までの感想です!
> 熱暴走を繰り返したあげく、回路があちこち焼き切れ、赤錆にまみれたスクラップと化して転がっているロボット──
> ふとドグマは、そんなものを己の五体に幻視した。
> そして言葉を発する者も居なくなった、森の静寂を意識した。
> じわじわと、気丈を装っていた彼の心を“無力という恐怖”の闇が侵食していた。
ドグマの弱点が「無力」というのはよく分かります。
シモーヌなら「反発心」を足がかりに、死ぬまで抵抗する。
でもドグマの「力」ってのは、シモーヌのような「誰が見ていない場所でも、どんな逆境でも、最後まで一人で戦う」というものではなく、自信と周囲の世界があっての力。
獅子座と牡羊座の違いとも言えますが、ドグマはある意味、周囲に生かされてるんですよね。
だから仲間に責任も感じるし、「役立たず」になる事をとても恐れる。
「スクラップになった自分」というのは、さぞかし恐ろしいでしょう。
破壊的に見えても、やっぱり和のパペットなんだよなぁ……と、ここを読んでしみじみ思いました。
> “ペ天使の偽翼”は扱うのにたいした修練は要らず、汎用品の枠を超えて比較的高い魔力を備える。
> ただし、魔具の方が使い手を選ぶタイプですから、適した素質や素養が必要、と。
こういうアイテム、楽しいですね!
ファンシーな女の子向けオモチャみたいなイメージなんですが、挿絵として描いてみようかな?
ところで「水色の庭園」の挿絵のテイストで迷ってます。
俺のイメージでは、アラン・リー(指輪物語の挿絵描いた人)みたいな美麗水彩画なんですが、それは画力が追いつかないので置いといてw 漫画のようにペン入れしたモノクロの挿絵にするか、カラーでイラレにするか……モノクロだと人物中心、イラレ絵だとアイテムや風景中心になりそうです。
それから、この話はボリュームあるから、一枚一枚に時間かけないでカットたくさんを散りばめようか、それとも一枚絵にまとめようかでも迷ってます。
もし何かリクエストがありましたら教えて頂けると描きやすいです。
……いや、そんなに何でも描けるわけじゃないけど……出来る範囲でw
> 「いえいえ、兄とは比べものにならない半端者で!
> 僕との相性がいい、植物を操るのが精一杯なのですよ!!」
> 「まぁ、謙遜しなくたっていいのよ! ウフフフ……」
> 「謙遜ですって? そんなのではありませんよ、フフッ……」
> 「何この二人……この状況で、なに笑ってんの?」
> 蚊帳の外の暗示郎は一人、薄ら寒さを感じながら呟いていた。
このシーン好き!(笑)
これはすごいマルセルらしいし三郎らしい。
こういうやり取りって、現実の世界でも結構ありますよねw
> 「おまえ、なぜ昇級試験を受けない?」
> 「あぁ……」
> 硬い口調で少年が問うと、弟は熱気を逸らすように少し横を向いて答えた。
> 「なぜ、だなんてたいした理由なんて……興味が無いんです」
> 「なに?」
> 「あんなものに、何の意味があるんですか?
> 大勢の試験官に取り囲まれて術を見せびらかして、点数つけられて。
> 君の実力は何級相当だ〜おめでとう〜ぱちぱちぱち。と、ただそれだけじゃないですか。何の役にも立ちません」
このあたりのドグマと三郎の葛藤、いいですね!
ここでドグマのキャラがグッと立ったし、深く感情移入出来るようになりました。
三郎の言い分もすごいよく分かるし、オロカとも対比がさらに鮮やかになりましたね。
何度か読んで思ったんですが、「水色の庭園」は「努力」を巡る物語じゃないかと思うんです。
いや、表立ったテーマじゃないし、それ以外の要素もたくさんあるんだけど、根底には「努力に関する葛藤」というテーマがあるような気がします。
それがドグマと三郎、三郎とオロカ、オロカともドグマの葛藤になってる。
だからこの、ドグマと三郎の幼少時代の話は、核心に迫ってる気がするんです。
とても緊迫感があり、ダイナミックでいいエピソードだと思います。お見事!
> 二つの、長い影。大きい影と小さい影が重なって一つになった。
> 影の中に何かが蠢いたような気がして、少年は目をこすった。
> ニィィ……ッ
> 影の中で、何かが笑ったように見えた。
> ──立チ止マレ。立チ止マレ。ソノ時、貴様ノ頭上ヲ飛ビ越スゾ──
> ゾクッ、と少年の背筋に寒気が走った。
> 少年は踵を返すと、後も見ずに走りだした。
特にこのシーン!
これは映像としてハッキリ思い浮かぶんですが、強烈ですね。
立ち止まったら追い越される。敗残者にならない為には走り続けるしかないという……
疲れても休めない。休んだら全てが無駄になってしまうような気がする。
この疲れと焦りと心細さ……胸に迫って来ます。
なんて言うか、高度成長期時代の亡霊と言うか……
きっとステイシスさんの心象風景でもあるんじゃないかな。
>「俺は……本当は長男なんかじゃない」
>「いいや。おまえは、誰が何と言おうとれっきとした長男だ」
>「……しかし」
>「納得できんのなら、強くなれ!」
>力強い叱咤が、ドンッと少年の胸に響いた。
>「誰も追いつけないほどに、抜きん出て強くなれ。
>そうすれば、おまえは誰からも後ろ指をさされぬ長男になれる!」
酷ですねぇ……。
でも、やっぱり強くなるしかないですよね。
人生にはたくさんの選択肢がある。
三郎のように勝負から逃げ続けるのも、暗示郎のように笑って誤魔化し続けるのも、エラーのように自分の弱さを武器にするのも、それぞれの選択。
だけどドグマにはそれが選べなかった。どうしても、選べなかった。
その理由は、長男としての矜恃でもあり、パワージャンキーの病理でもあると思います。
ドグマにとっては、良くも悪くもそれが「自分」。
だったら、強くなるしかない!
それは、悲しく愚かしい選択かもしれないけど、たくさんのものを犠牲にしなけりゃならないけど、それでも強くなるしかない!
……そんな悲痛な覚悟が感じられる、健気なドグマが愛おしいです。
しかしこの先生もドグマですね。なかなか良いキャラですv
> 「だから……はっきり言わんとわからんのか。私は障害者だと、そう言っておるのだ」
この設定好き!
時々障害者の中にずば抜けて精神の強い人がいますが、それを思い出します。
ドグマは強いけど、何の根拠も無く強いんじゃなくて、強くあらねばならない理由がある。
これは説得力ありますね!
>「まぁ、障害といっても悪い事ばかりではない。
> 不自由な思いをした経験があったからこそ、大勢の連中がついてきたのかもしれん。
> 恵まれすぎた奴より、底辺から這い上がってきた者に、人は魅力を感じるものだ」
自分で言うなw って感じですが、ドグマが言うと様になりますね(笑)。
でも確かに、恵まれ過ぎてる人には感情移入出来ないし、応援する気にもなりませんよね。
転んでもタダでは起きないドグマ、頼もしいですv
> ドグマはごろんと仰向けになった。
> 自分でも再び、足を振り上げたり、足首を回したりし始めた。
> オロカは言われたとおり、鎖骨の下あたりをさする事から始めた。
オロカ、指圧上手そうw
真面目にやるし、身体の作りが分かってるから的確なツボを押しそうですね〜
いいなぁ、ドグマ。気持ち良さそう!
> 注射とか痛いからダメ!怖い!な人とかって、男性の方が多いんだそうです。
へぇ……俺はまさにそのタイプで、本気で泣くほど注射が苦手なんですよ。
それが不思議な事に、子供の頃は全然怖くなかったんです。
それは多分エイリアスが「自分が痛がったら他の者に動揺を与えてしまう」と思って自分の痛みを押し殺したんだと思いますが、その痛みを取り戻すように、大人になってからは怖くて怖くてw
そしてジェットコースターも駄目なんです。高所恐怖症って事もあるんですが、あの「自分ではコントロール出来ないものに乗せられて、振り回されてる感じ」が嫌! ジェットコースターも観覧車も駄目だから、遊園地に行っても乗れるものがあんまり無い(笑)。
> ドグマのスペック、「攻撃」が高い割に、「防御」低いし!
そうなんですよ〜
俺のドグマは初動に失敗して一度食らうと案外弱い。
前線に出すより、後方で補助魔法使ってる方が向いてる気がしますw
> あと、ドグマが「力を抜くのが下手」ってのも、ありそうな話で……
> 前の話(33話)でも「休め」と言われて「何すればいいんだ?」って考えちゃうような、そういうところあると思うんですよ。
> リラックスの仕方を知らない、というか……
俺の父がそういう人でした。休んでる方がストレス溜まっちゃうタイプ。
かと言って仕事が楽しくて仕方ないって感じじゃなくて、何かに追い立てられるようにして働いてる印象で。
俺はそういう人間になりたくないと思って、三郎やエラーや暗示郎を発達させたと思うんですが、でもふと気付くと父親と同じような事をしてる。
俺にはドグマ以外のパペットもいるから父親ほどじゃないけど、なんつーか、強迫観念的な責任感なんですよね。止まったら死ぬマグロのようなもんで。
「いいかげんにしとけ!」って言ってくれる人が身近にいないと駄目ですねー。
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さて、次回は戦闘シーンからですね。アクションも上手い!
それじゃ、今回はこの辺で(^^)